こんにちは。BUCO cafe スタッフのていそです。
今回は店主に代わって私がブログを書かせていただきます。
内容は当店の定番メニュー「BUCOカレー」について。
食べに来てくださるお客様にこっそりとお伝えしたいことがあり記事にしました。
はじめに自分の話になりますが、私はスタッフとして働く前からカフェに出入りしている常連客でした。
いろいろなメニューを食べたことがありますが、
いつも「ここならではの料理を食べたい!」という思いから
ハンバーグサンドや季節限定のタコチリビーンズライスなどを食べることが多く、正直、カレーはあまり目に付いていませんでした。
あるとき一緒に行った友人がBUCOカレーを注文していたので一口食べさせてもらったのですが
(念のため書くと、コロナ禍前でした)
この一口に驚きました。「あれ?美味しい…」
見た目はごく一般的なカレー。
流行りの、いろいろな野菜が盛り付けられたカフェスタイルのカレーではなく
いわゆる「家庭のカレー」に近い姿です。
そのため一口食べたときの味が想像と全く違っていたので「あれ?」と不思議な気持ちに。。
後日、改めてBUCOカレーを注文すると
「やっぱり美味しい…!」という確信に変わりました。
コクの深いスパイスの香りがして、かと思いきやチョコレートのような甘い風味も感じられます。
口に運ぶと意外とさらさらしているのでルーで作ったときのようなクドさがありません。
しっかりと煮込まれた牛肉がたくさん入っているのも嬉しいですが、
たまに現れるトマトの酸味もたまりません。
そして玉ねぎの甘みもしっかりと生きていて、
食べるごとに複雑な味わいになっていきます。
カフェのスタッフとなり、調理補助をするようになってから美味しさの秘密が紐解けていきました。
その秘密の一部をご紹介したいと思います。
まず、材料の多さに驚きました。
BUCOカレーは一見するとシンプルな具材でできてきます。
上にも書いたように牛肉、玉ねぎ、トマトの3つが主な材料ですが、
それ以外のスパイスや隠し味が、ざっと数えても10種類以上は入っています。
えっ、と驚くような隠し味も入っていますが、
他のスパイスなどと馴染むと味わい深くなるので不思議でした。
そして調理工程にもこだわりが隠されています。
ただ具材を煮込んでいるだけではなく、
それぞれの個性を最大限に引き出せる方法で調理しています。
はじめに牛肉を強火で炒め、肉の香ばしさを引き出します。
そしてスパイスなどと合わせて、ほんの1分、圧力鍋にかけることで
味がよくなじみ、お肉も柔らかく仕上がるそうです。
仕上げに加えるスパイスも、別の鍋で炒めて香りを引き立たせてから合わせます。
BUCOカレーの色が濃い理由は、その炒めたスパイスによるものです。
たくさんの試作を経てできたというこのレシピは、
まさにここでしか食べられない、BUCOならではの“BUCOカレー”です。
ごまかしのない、ストイックなカレー。
全貌を知ってから改めてBUCOカレーを食べたとき、そう感じました。
これだけの手間ひまをかけて作られたカレーが一皿700円で食べられるのは
とってもお得なのでは、、、と思います。
味のハードルをぶち上げてしまい、スタッフの立場としては少しドキドキしますが
ぜひ一度は食べてみていただけると嬉しいです。
夏のランチといえばカレー!
カレーを食べたあとの甘くて冷たいソフトクリームも絶品ですね。
BUCOカレー+ソフトクリーム+ホットコーヒーのセットがおすすめです(ちゃっかり)。
長崎県 川棚町のBUCO cafeで、ご来店を心からお待ちしております。
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